夜間対応訪問介護の廃止と中山間地の特定地域サービスの創設
2026.05.21
夜間対応訪問介護廃止の背景にある人材不足とサービスの集約化
2026年4月3日に国会へ提出された社会福祉法等の一部を改正する法律案において衝撃を与えたのが、夜間対応型訪問介護の制度としての完全廃止です。
これまで、このサービスは、夜間の定期的な巡回や、急な体調不良などでナースコールを押した際の随時対応を担い、独居の高齢者や老老介護の家庭にとって、夜の暗闇と不安を和らげる最後の砦とも言える重要な役割を果たしてきました。
しかし、介護業界全体を覆う深刻な人材不足の中で、過酷な夜勤を担える介護職員を安定的に確保することは極めて困難な状況が続いていました。
国は今回の法改正により、この夜間対応型訪問介護という単独のサービス類型を廃止し、同じく夜間の対応を含み医療との連携も強い定期巡回・随時対応型訪問介護看護などの包括的なサービスへと機能を集約することで、限られた人材を効率的に配置する方針を打ち出したのです。
地域社会にとっては、現在サービスを利用している高齢者が夜間の見守りがなくなるのではという強い不安を抱かないよう、早期に新しい代替サービスへの移行ロードマップを作成し、利用者の生活リズムを崩さない丁寧な引き継ぎを行うという重大な責任が課せられることになります。
夜間対応型訪問介護の廃止と並んで…
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