医療法人 稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ様 理事長・院長 土畠 智幸様

医療・介護連携サービスMeLL+ (メルタス)導入事例

医療法人 稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ様
理事長・院長 土畠 智幸 様

MeLL+の導入によって、法人内スタッフの情報共有・コミュニケーションが強化され、
“多職種協働の新たなかたち”がつくられつつあります。

  • 導入前:Before
    • 医師に同行する看護師は、前回診療時の情報を事前に把握しておきたいというニーズがあった
    • 患者様やご家族に他の予定が入った際に、確認や変更の手間があった
  • 導入後:After
    • 移動中や急な往診依頼が入った際に、MeLL+でカルテ情報を容易に参照できるようになった
    • スケジュールをMeLL+で共有しているので、予定の確定がスムーズに行えるようになった

導入事例

生涯医療クリニックさっぽろ様 インタビュー動画

本事例を動画で分かりやすくご紹介しています

導入の背景

医療法人 稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ様 理事長・院長<br>土畠 智幸 様

医療法人 稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ
理事長・院長 土畠 智幸 様

小児在宅患者の生活全般の支援に重要なのは多職種“連携”ではなく“協働”のチーム体制

医療必要度の高い小児の在宅生活全般を支援していくためには、医師や看護師、理学・作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、保育士など様々な専門職によるチームケアが不可欠です。多職種による連携の必要性は高齢者在宅医療、地域包括ケアでもよく言われることですが、重要な点は多職種“連携”ではなく、多職種“協働”だと考えます。

「日々、患者様・ご家族と接していると役割分担を明確にできない事柄も多く、各職種の役割に当てはまらない事象も出てきます。ある程度の役割は決めますが、同じチーム内で、その子どもに最もかかわっているスタッフや、対応しようとする事象の専門ではなくても最も関心を持っているスタッフが中心となってその子どもに対応することが適切なケアにつながります」。(医療法人稲生会 理事長 / 生涯医療クリニックさっぽろ 院長 土畠 智幸 様)

「Knot Working」つまり、普段から場を共有する中で、必要なときに個々のスタッフが結び目(knot)を作りながら、連携ではなく協働するチーム体制が有効です。訪問診療、多職種協働を支援し、バーチャルな場の共有をつくり上げるうえで求められたのが、ワイズマンの電子カルテシステム「電子カルテシステムER」と医療・介護連携サービス「MeLL+」でした。

選定の決め手

2025年の地域包括ケアの実現にコミットしていることが決め手でした

生涯医療クリニックさっぽろの開設時に、まず最初に導入を進めた電子カルテシステムに求められたのは、訪問診療先で患者情報を参照し、カルテ記載ができることでした。

さらに、訪問看護、居宅介護、短期入所を含めた4つの事業を一体的にサービス提供するうえで、多職種協働を実現するための医療・介護連携ツールであることが条件でした。

場を共有する点で、ICTツールは同じメーカー製品で統一した方が有効だと考え、検討を重ねた結果、導入したのがワイズマンのソリューションでした。

「ワイズマンは、2025年に向けた地域包括ケアシステムの実現に、明確にフォーカスしていることが伝わってきました。地域の様々な職種、事業者が提供している多様なケアにコミットして事業を行っている会社だと感じたことが、採用した大きな理由でした」。(土畠先生)

導入の効果

生涯医療クリニックさっぽろ 看護師 富樫 裕子 様

生涯医療クリニックさっぽろ
看護師 富樫 裕子 様

生涯医療クリニックさっぽろ事務リーダー 川波 恵子 様

生涯医療クリニックさっぽろ
事務リーダー 川波 恵子 様

タイムリーかつ容易に状況を共有し、職種を越えて相互に情報交換できる環境へ

MeLL+の特徴は、患者様・利用者様の基本情報やカルテ・ケア記録の共有に加え、メッセージ機能や掲示板・回覧板機能、会議室機能など、多職種間のコミュニケーションを支援する機能が充実していることです。さらにクラウド環境で利用できるメリットもあります。

「以前の環境では、ちょっとした情報共有でもノートPCを立ち上げ、モバイルデータを使いVPN接続で電子カルテシステムERにアクセスする必要がありました。他スタッフとの共有情報を参照したり、伝達事項を入力したりする時などは、スマートフォンによるMeLL+利用で、非常に容易になりました」。(土畠先生)

頻回に患者様宅を訪問する同一法人の訪問看護ステーションの看護師との情報共有も重要ですが、従来は電話で確認するか稲生会事務所内で直接情報収集するしか手立てはありませんでした。

「MeLL+では情報がタイムリーに上がってくるので、私たちクリニックの看護師や医師も必要なときに参照できる環境になりました。特に診療中に訪問看護ステーションの看護師から電話で連絡事項があっても対応できないケースもありましたが、掲示板に情報がアップロードされていれば、空いた時間に見られる利点があります」。(看護師 富樫裕子さん)

「訪問した際、患者様に変化が認められ先生の判断を仰ぎたいときなど、掲示板を使っています。特に、皮膚の状態などで状況報告や指示がほしいとき、あるいは他の訪問看護師に変化を伝えるために、スマートフォンのカメラを利用して画像を添付しています。コメントでは表現しにくい状況も簡単、明確に伝達できます」。(訪問看護師 松木由理さん)

こうした情報は、訪問看護師と医師やクリニックの看護師だけでなく、理学療法士や作業療法士、介護福祉士などとも共有しており、多職種協働の成果につながっています。

介護福祉士も療法士や看護師からアドバイスをほしいとき、あるいは他の介護職員との情報共有においてMeLL+の掲示板機能を活用しています。以前は、居宅介護事業所の職員は、事務所で各職種に会えたときに聞くしかありませんでしたが、「例えば、患者様の排せつが上手くいかなかったとき、その旨を掲示板にアップしておくと、看護師やセラピストからレスポンスがあり、次回の訪問介護でアドバイスに従って対処できたといったケースがありました」。(介護福祉士 太田苑美さん)

多職種チームによる在宅ケアは、円滑な訪問活動をサポートするための事務スタッフによる情報収集・伝達も重要です。

「MeLL+導入前は、患者様やご家族に他の予定が入ったことが、当初計画した予約日に反映されないこともありました。そうしたとき、一旦クリニックに持ち帰ってExcelのスケジュール表で確認をとって、患者様家族と連絡を取り合う必要がありました。導入後は、朝の時点でスケジュールをMeLL+で共有しているので、予定変更調整を持ち帰ったりすることなく、その場で電話確認もできるなど効率的に予定確定ができるようになりました」。(事務リーダー 川波恵子さん)

今後の期待

MeLL+による“バーチャルな場の共有”で多職種協働と組織変革を促進

稲生会が実践していこうとする“多職種協働”の形態としての「Knot Working」によってもたらされる業務変革、組織変革として「サーバント・リーダーシップ」があります。

「職制や職種の専門性にかかわらず、その都度一人ひとりが業務の中心的存在を担い、すべての職員がリーダーシップを発揮できる逆ピラミッド型の組織を目指してきました。MeLL+による“バーチャルな場の共有”は、患者様を中心としたケアにおける情報共有、活動を支えるコミュニケーション活性化など、多職種協働が今までにない形で進展し、組織変革にも一役買っていると感じています」。(土畠先生)

「当初想像していたMeLL+の活用法以上に、それぞれスタッフ自らが考え出して利用するなど、様々な活動を通じて患者様家族全体を支えていくような姿勢が全職員に浸透しつつあります」。(高波事務長)

より良い地域社会をつくっていくという理念を実現しようという素養が生まれつつあり、多職種協働が今までにない形で創出されていくことに期待しています。

医療法人 稲生会

医療法人 稲生会 様

北海道札幌市手稲区前田1条12丁目357番地22

http://www.toseikai.net/

事業概要

生涯医療クリニックさっぽろ(在宅療養支援診療所・無床)/訪問看護ステーション くまさんの手(訪問看護)/居宅介護事業所 くまさんの手(居宅介護、移動支援)/医療型短期入所事業所 どんぐりの森(日中のみ短期入所)

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