厳格化される診療報酬での訪問看護指導
2025.05.07

厚生労働省は2025年度より、医療保険における訪問看護の診療報酬請求額が月額50万円を超える高額ケースについて、指導・監査を強化する方針を打ち出しました。この背景には、訪問看護の急速な拡大に伴い、一部で不適切な高額請求や不正請求が指摘される事例が増加している現状があります。したがって今後、対象となる事業所には、これまで以上に厳密な運営管理と適正請求が求められることになります。
指導の際にまず確認されるのは、高額請求に至った構造そのものです。月額50万円超となる場合、通常の利用者に比べて訪問回数が極端に多くなっていないか、緊急時訪問、2名体制訪問など高額加算の内容が細かく見られます。特に、1日に複数回訪問が連続していたり、ほぼ毎日2名体制で訪問しているような場合には、医学的根拠が本当に存在するかどうかが厳しく問われます。
続いて重視されるのが、…
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