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財務ハイライト


営業の概況 (平成22年3月期実績)

 ワイズマングループの主力事業である福祉情報システム市場を取り巻く環境といたしましては、予防重視型システムへの転換、介護給付費の見直し、新たなサービス体系の確立等に加え、経営の効率化・適正化がより一層求められる状況となってまいりました。
 医療情報システム市場を取り巻く環境といたしましては、国民医療費の削減を主目的とする医療制度改革が、厚生労働省によって推進されており、平成20年4月から「長寿(後期高齢者)医療制度」、「特定健康審査」、「特定保健指導」等の新たな取り組みが開始されております。また、診療報酬改定や包括医療制度をはじめとした新たな制度導入等により、医療機関は益々医療の質の向上・効率化への取り組みが求められております。
 このような市場環境のなか、福祉情報システム事業におきましては、新規開設事業者の獲得及び他社システム使用ユーザーに対する拡販活動と当社ユーザーを中心にASPサービスへの移行を積極的に推進してまいりました。また、顧客サービス関連においては、ユーザーに対し、より質の高いサポートサービスを提供し、顧客満足度向上に努めてまいりました。
 医療情報システム事業におきましては、将来における事業規模拡大に向けた販売体制の強化、営業員の育成、システムのバージョンアップ等の体制強化を進めつつ、「医療事務管理システム」及び「電子カルテシステムER」を中心に販売活動を進めてまいりました。
 以上の結果、売上高は6,515百万円(前期比4.5%増)、経常利益は308百万円(前期比452.6%増)、当期純利益は89百万円(前期比78.8%増)となりました。

【ソフトウェア事業】

 福祉情報システム事業におきましては、前年度末から続いております平成21年4月実施の介護報酬改定に伴う需要により、ASPサービスの売上を中心に順調に推移しました。
 医療情報システム事業におきましては、電子カルテ市場におけるIT投資について前年度から抑制傾向が続いており、さらに政権交代による先行き不透明感による買い控え等の影響を受けました。
 以上の結果、ソフトウエア事業の売上高は5,980百万円(前期比3.3%増)、営業利益は339百万円(前期比967.8%増)となりました。

【コンサルティング事業】

 次世代育成支援行動計画の策定業務を中心に受注活動を展開しておりましたが、自治体の予算化状況の悪化と、価格競争の激化に伴う受注単価低下の影響を受けました。
 以上の結果、売上高は155百万円(前期比27.8%減)、営業利益は6百万円(前期比72.7%減)となりました。

【組込ソフトウェア事業】

 半導体製造品質検査用ソフトウエアの受託開発は概ね計画通り推移しましたが、大手家電メーカーからの受託開発業務は計画を下回りました。また、平成21年5月から発売を開始した「組込ソフトウエア向け動的テストツールDT10」につきましては、各方面の組込ソフト開発担当者から高い評価を得ているものの、昨今の経費削減等から商談が長期化しており、販売が伸び悩みました。
 以上の結果、組込ソフトウエア事業の売上高は379百万円(前期比66.2%増)、営業損失は12百万円(前期は営業利益18百万円)となりました。



今後の見通し

 平成23年3月期の見通しにつきましては、福祉情報システム事業については、ASPサービス事業を軸にさらなる強化を図り、ASPサービスによる新規顧客の獲得を促進し、市場シェアの維持・拡大に向けた取り組みを進めてまいります。また、本年秋にリリース予定のリニューアルシステムの拡販を積極的に進めてまいります。当社ユーザーに対してもASPサービスへの移行を積極的に進め、ユーザーとの一層の関係強化と市場環境に左右されない安定した収益基盤の拡大を図ってまいります。
 医療情報システム事業については、電子カルテ市場におけるIT投資は、いましばらく抑制傾向が続くものと見られておりますが、引き続き販売パートナーとの関係強化、自社販売体制の強化、システムの大幅バージョンアップ等により将来の収益獲得に向けて活動してまいります。
 損益面におきましては、福祉情報システム事業におけるリニューアルシステムのリリースに伴う拡販費用及びASPユーザー拡大に備えてサーバー等の設備投資を進めることによるコストの増加を見込んでおります。
 また、昨年に設立しました株式会社メディプラスは、中小規模の医療情報システムメーカー向けOEM製品を本年秋のリリースに向けて開発を進めており、費用が先行して発生する見通しであります。これは、当初より事業計画に見込んでいたものであり、事業状況につきましては計画に沿って順調に推移する見通しであります。
 以上により、売上高7,380百万円(前期比13.3%増加)、経常利益0百万円(前期は経常利益308百万円)、当期純損失128百万円(前期は当期純利益89百万円)を見込んでおります。